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コンビニのシフト表の作り方|接客に就ける人数を確認する無料テンプレート

コンビニのシフト表の作り方。接客へ就ける人数で確認する手順ガイド。

コンビニのシフト表は、「勤務中の人数」ではなく、「その時刻に接客へ就ける人数」で確認します。 出勤者が必要人数を満たしていても、納品検品や発注、休憩が重なれば、レジや売り場の対応が足りなくなるためです。

コンビニのシフト表づくりに使える無料Excelテンプレートをダウンロードできます。勤務可能者と担当業務、時間帯ごとの必要な接客体制、作業の時刻と担当条件を入力すると、各時刻に接客へ就ける人数と過不足を確認できます。自動で最適な配置を作るものではありません。どこを直すかは担当者が判断します。

24時間営業の店舗では、勤務可能者、時間帯ごとの接客体制、作業条件を整理してから勤務案を作り、各時刻の人数と担当者を検算しましょう。以下では、店長・オーナーが自店の条件に置き換えて使える3つの入力表と、架空の勤務案を修正する確認表を紹介します。

法令・製品情報は2026-09-18時点のものです。

コンビニの勤務表は「接客へ就ける人数」で確認する

たとえば、接客に3人必要な時間帯に、Aさん・Bさん・Cさんが出勤しているとします。3人とも接客を担当できても、Bさんが納品検品に専念している間、接客へ就けるのはAさんとCさんの2人です。「出勤者3人だから足りる」と判断すると、この不足を見落とします。

そこで、勤務表では次の3つを分けて扱います。

  • 勤務枠にいる人数:出勤から退勤までの枠に入っている人数。休憩中の人も含む。
  • 勤務中人数:勤務枠にいる人数から、休憩中の人数を除いた人数。
  • 接客へ就ける人数:勤務中人数から、接客と両立できない別作業の担当者を除いた人数。

これは、この記事の検算用の区分です。休憩を労働時間に含めるという意味ではありません。

また、接客人数が足りることと、作業を実行できることは別の条件です。発注を担当できる人が休憩していれば、ほかに何人いても、そのままでは発注を実行できません。

「接客人数が足りるか」と「担当できる人が作業時間を確保できるか」を、同じ時間軸で確認するのが基本です。

コンビニのシフト表を作る3つの入力表。勤務可能者と担当業務、必要な接客体制、作業の時刻と担当条件を確認表につなぐ。

自店の条件を3つの表に整理する

まず、対象期間の日付・曜日と営業時間を記入します。24時間営業なら、0時から24時まで確認対象にし、前日から続く夜勤も含めてください。日をまたぐ勤務は、開始日と終了日を付けて記録すると取り違えを防げます。

以下は、架空の24時間営業店における、ある平日の11~15時を抜粋した例です。人数・作業時間・担当条件は説明用に設定したもので、業界共通の基準ではありません。他の時間帯の勤務者や業務は省略しています。

① 勤務可能者と担当できる業務

スタッフ提出済みのシフト希望接客・レジ納品検品発注
Aさん当日9:00~17:00に勤務可能単独で担当可担当可担当可
Bさん当日9:00~17:00に勤務可能単独で担当可担当可担当不可
Cさん当日11:00~15:00に勤務可能単独で担当可担当不可担当不可

「出勤できる時間」と「実際に割り当てる勤務時間」は分けてください。シフト希望が未提出の人を、勤務可能とみなして埋める運用にはしません。契約上の勤務条件も照合し、希望の範囲外で調整が必要なら、本人に確認してから勤務案へ反映します。

担当能力は「経験あり」だけでなく、「単独で担当可」「補助が必要」まで区別しましょう。補助者が必要な作業は、教える側の時間も作業条件に含めます。

深夜帯を割り当てる際には年齢も確認してください。満18歳未満の人は、原則として22時から翌5時まで働かせることができません。(厚生労働省) (厚生労働省)

② 時間帯ごとの必要な接客体制

時間帯接客へ就ける必要人数この架空例での役割
11:00~12:002人レジ対応1人、売り場・追加対応1人
12:00~13:003人レジ対応2人、売り場・追加対応1人
13:00~15:002人レジ対応1人、売り場・追加対応1人

ここに入れるのは、納品検品や発注の担当者を含めた総人数ではなく、接客のために確保する人数です。自店では来客状況やサービス対応、売り場の広さなどを確認し、店長が設定してください。

曜日によって必要な体制が違うなら、曜日別に行を分けます。深夜帯についても、自店の安全対策や運営条件を踏まえて設定し、この表の数字を法的な最低人数として扱わないでください。

③ 作業の時刻と担当条件

作業実施できる時間・期限所要時間・人数担当条件最初の勤務案
納品検品11:30納品、12:30までに完了連続30分・1人AさんかBさん。作業中は接客に数えないBさん、12:00~12:30
発注11:00~15:00の間に完了連続30分・1人Aさんのみ。作業中は接客に数えないAさん、11:00~11:30

作業時刻は、「動かせない時刻」と「その範囲なら動かせる時間」に分けます。この例では納品時刻は固定ですが、検品の開始は11:30から12:00までの間で調整できます。実際に後ろへずらせるかどうかは、店舗の作業手順や商品の扱いに照らして判断してください。

清掃、引継ぎ、教育など、接客から離れる予定も同じ表へ追加します。接客のたびに中断する作業なら、中断時間を含めて期限内に終えられるかを確認し、根拠なく接客と作業の両方へ人数を計上しないことが大切です。

休憩の長さと開始・終了時刻も、勤務案に入力します。法定休憩は、労働時間が6時間を超え8時間以下なら45分以上、8時間を超えるなら1時間以上を、労働時間の途中に与える必要があります。(厚生労働省) (厚生労働省)

なお、商業は休憩の一斉付与の例外となる業種です。交替で休憩を配置する場合も、各人の休憩時間を確保する前提で組みます。(厚生労働省) (厚生労働省)

勤務案から、その時刻に接客へ就ける人数を出す

3つの表を基に、出勤・退勤、作業、休憩を割り当てます。今回の最初の勤務案は次のとおりです。

  • Aさん:9:00~17:00。発注11:00~11:30、休憩12:30~13:30。
  • Bさん:9:00~17:00。納品検品12:00~12:30、休憩14:00~15:00。
  • Cさん:11:00~15:00。接客担当、休憩の設定なし。

この例では、Aさん・Bさんの休憩は店舗側の設定として各1時間、実働は各7時間です。「9時から17時までの枠だから、法定休憩が必ず1時間になる」という意味ではありません。

次に、勤務開始・終了、作業、休憩、必要人数のいずれかが変わる時刻で、確認表の行を区切ります。今回は30分単位ですが、作業が12:10に始まる店舗なら、その時刻にも境界を作ってください。1時間ごとの人数だけでは、途中の不足を拾えません。

計算は次の順番です。

勤務中人数=勤務枠にいる人数-休憩中人数 接客へ就ける人数=勤務中人数-接客と両立できない別作業中人数 過不足=接客へ就ける人数-必要な接客人数

開始時刻はその配置に含め、終了時刻は含めないルールで数えます。たとえば13:30に休憩が終わるAさんは、13:30から勤務中人数へ戻します。

確認表:最初の勤務案の検算

時間帯休憩中勤務中人数別作業中接客へ就ける人数必要人数過不足
11:00~11:30なし3Aさん・発注220
11:30~12:00なし3なし32+1
12:00~12:30なし3Bさん・検品23-1
12:30~13:00Aさん2なし23-1
13:00~13:30Aさん2なし220
13:30~14:00なし3なし32+1
14:00~15:00Bさん2なし220

12:00~12:30は、勤務中3人から検品担当1人を引いて接客2人。12:30~13:00は、勤務枠の3人から休憩中のAさんを除き、接客2人です。どちらも必要な3人に届きません。

自店で使うときは、この表の人数だけでなく、休憩・別作業の担当者名も入れてください。人数が一致していても、人の重複は別に確認する必要があります。

紙なら手計算、表計算ソフトなら人数の引き算を数式にできます。ただし、入力した人数の自動集計と、担当者を決める自動割当は別です。 計算式を入れただけで、作業や休憩の配置まで決まるわけではありません。

勤務中人数は足りていても、1人が別作業に就くと接客が不足する状態を示す図。

人数は足りているのに成立しない配置を見つける

確認表で過不足を出したら、担当者名と作業条件を照合します。ここでは、見落としやすい2つの反例を確認しましょう。

反例1:検品中のBさんを、接客にも数えている 12:00~12:30に「接客はA・B・Cの3人、検品はBさん」と書くと、Bさんを二重に数えています。前の確認表のとおり、この時間帯の接客は2人です。

検品担当をBさんからAさんに替えるだけでは、接客人数は増えません。今回の条件なら、Bさんの検品を11:30~12:00へ移せば、接客2人を残しながら検品を終え、12時から3人を接客へ戻せます。

作業時刻を動かせない場合は、その作業を担当できる応援者を確保するなど、別の変更が必要です。未確認の応援を人数に入れず、成立していない枠として残してください。

反例2:接客は足りるが、発注担当者が休憩している 発注を13:00~13:30へ移し、Aさんは元の案どおり休憩中とします。BさんとCさんで必要な接客2人は確保できますが、発注できるAさんがいないため、発注は未実施です。

BさんやCさんに発注を割り当てても、担当条件を満たしません。発注を11:00~11:30へ戻すか、Aさんの休憩を変更したうえで、接客人数を再計算します。

Aさんを「休憩」と「発注」の両方に記入した場合は、人数計算を続ける前に重複を解消してください。また、休憩中でも呼ばれたら対応する前提の待機時間は、休憩として扱えません。(厚生労働省) (厚生労働省)

作業や休憩を移したら、全時刻を確認し直す

不足した時間帯だけを直して終わりにせず、移動元・移動先・その前後を再確認します。

たとえば、Aさんの休憩を12:30~13:30から13:30~14:30へ移すと、昼の不足は解消します。しかし14:00~14:30はBさんの休憩と重なり、接客へ就けるのはCさん1人だけです。必要な2人に対して、別の不足を作ってしまいます。

今回の条件では、次のように修正できます。

  • Bさんの納品検品を11:30~12:00へ移す。
  • Aさんの休憩を13:00~14:00へ移す。
  • Aさんの発注とBさんの休憩は、元の時刻を維持する。

修正後の担当表:架空例の11~15時

時間帯AさんBさんCさん接客へ就ける人数/必要人数
11:00~11:30発注接客接客2/2
11:30~12:00接客納品検品接客2/2
12:00~13:00接客接客接客3/3
13:00~14:00休憩接客接客2/2
14:00~15:00接客休憩接客2/2

この案では、抜粋した11~15時について、接客人数、作業の担当条件と期限、設定した休憩を両立させています。ただし、これだけで24時間分の勤務表が完成したわけではありません。

自店の勤務表では、出勤から退勤までの全区間へ同じ確認を広げます。特に、Cさんが退勤する15時のように人数が変わる境界、深夜から早朝への交代、日をまたぐ作業を見直してください。作業の所要時間が延びたときも、終了時刻を直して再計算します。

シフト管理の作成作業を支援する選択肢として、シフトラには、自然な日本語のルールやシフト希望を基にAIでシフト案を生成する機能があります。(シフトラ) (シフトラ) ただし、勤務案の生成を、そのまま納品検品・発注・休憩を含む全条件の成立保証とは考えないでください。自店の作業条件を定め、結果を確認して確定する作業は残ります。

ここで扱ったのは、勤務表と業務・休憩の予定を照合する方法です。発注量の予測、在庫最適化、自動で最適な配置を作る方法は対象にしていません。また、接客人数の充足だけで労務上の確認が完了するわけではなく、各人の勤務時間や休日なども別途確認が必要です。

まずは自店の営業時間と提出済みのシフト希望を基に3つの表を埋め、勤務案を作ってください。そのうえで、作業や休憩を差し引いた接客人数と担当者名を全時間帯で照合し、接客・作業・休憩が同時に成立する勤務表に仕上げましょう。

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