AIシフトで夜勤を公平にするには、夜勤が可能な人と配る枠を整理し、一人ずつの目標回数を決めてからAIに渡します。介護施設や病棟で夜勤に入るスタッフについて「なるべく公平に」と伝えても偏りが残るときは、均等にするのか、勤務日数に比例させるのかを先に決めることが出発点です。年末年始の出勤を過去の回数と希望から割り振る方法は、年末年始のシフトを公平に決めるで扱っています。
作成後は、人別の夜勤回数、土日祝の回数、夜勤後の勤務の流れを確かめます。以下の架空例では、配分対象の50枠を常勤各7回・非常勤各4回とし、AIの初案にあるAの9回、Fの5回などを見つけて修正します。配分の計算表、優先度つきの条件文、11月の夜勤表、Excelの集計式を順に使える構成です。
AIシフトで夜勤を公平にするには、先に回数の決め方を決める
夜勤の公平性を確かめるには、比べる対象と基準が必要です。回数のバランスを見る相手と、そろえ方を先に決めます。夜勤専従と日勤の業務にも入る職員では前提が違います。週の勤務日数が異なる人まで同じ回数にそろえるかどうかも、施設で決めておきたい点です。
まずは「誰に、何枠を、どんな割合で配るか」を、現場の職員に説明できる状態にしましょう。職員から不公平だという声が出た際も、AIの判断だったという説明ではなく、決めた基準と実際の回数を並べて確認できます。
ここからは、次の架空の介護施設を一貫して使います。登場する職員、初案、修正後の表は説明用であり、導入事例や特定製品の実測結果ではありません。
| 項目 | 例の前提 |
|---|---|
| 施設 | 介護付き有料老人ホーム・2フロア |
| 対象月 | 2026年11月、30夜 |
| 夜勤時間 | 16:30〜翌9:30 |
| 夜ごとの担当 | 各フロア1人、計2人 |
| 夜勤枠 | 30夜×2人=60枠 |
| 回数の数え方 | 夜勤を開始する日を基準に1回と数える |
夜勤明けを別の夜勤1回として数えると、配分も集計も合わなくなります。夜勤表、条件文、回数表のすべてで、開始日を基準に統一してください。
この人数と勤務時間は例の設定です。施設に必要な夜勤の配置基準を示すものではありません。夜勤手当・賃金の計算、夜勤中の休憩の回し方は扱わず、回数の配分と確認に絞ります。夜勤中の休憩の交代は、特養の夜勤の休憩の回し方で扱っています。
夜勤に入れない人を除いて、配る枠を出す
次に、職員を「固定する人」「配分する人」「対象外の人」に分けます。夜勤に入れない人を平均の計算に含めると、実際に配れる回数と計算上の回数がずれてしまいます。
| 職員 | 勤務条件 | 11月の扱い |
|---|---|---|
| S1 | 夜勤専従 | 11月2日から3日ごとに固定し、10回 |
| A・B・C・D・E・F | 常勤、週5日勤務 | 残りの枠を配分する |
| G・H | 非常勤、週3日勤務 | 残りの枠を配分する |
| I | 常勤の新人、夜勤の独り立ち前 | 夜勤なし |
| J | 常勤、小学校入学前の子の養育で深夜業の制限を請求 | 夜勤なし |
Jは制度の対象要件を満たし、11月に制限が適用される設定です。2026-10-10時点の育児・介護休業法19条では、小学校就学前の子を養育する対象労働者から請求があった場合、事業の正常な運営を妨げる場合を除き、午後10時から午前5時まで働かせてはならないとされています。勤続期間や同居家族などの対象要件もあるため、請求内容と適用期間を確認します。(厚生労働省)
Iはこの施設で独り立ち前と判断したため、Jは適用される制限に対応するため、配分対象から外します。AIに渡す条件では「夜勤を少なめに」ではなく、「I・Jは11月の夜勤に入れない」と明記してください。
60枠−S1の固定10枠=配分対象50枠です。I・Jの分として枠数を減らすわけではありません。埋める夜勤枠は60のままで、50枠をA〜Hに配ります。
均等か、勤務日数に比例させるかを決める
均等配分は、対象者の条件が近い場合に説明しやすい方法です。一方、今回のように週5日と週3日の職員が混在すると、同じ夜勤回数でも、勤務全体に占める負担の割合は変わります。
この例では、夜勤に入れる人の週の勤務日数に比例させます。常勤の週5日を重み1.0とし、非常勤の週3日は「3÷5=0.6」です。重みは夜勤枠を分けるための係数であり、職員の能力や評価を表す数字ではありません。
重みの合計は、常勤6人×1.0+非常勤2人×0.6=7.2。一人分の目安は「50枠×その人の重み÷7.2」で求めます。
| 対象 | 人数 | 一人分の重み | 一人分の計算 | 今回の目標 | 区分の合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| A〜F・常勤 | 6人 | 1.0 | 50×1.0÷7.2=約6.94回 | 各7回 | 42回 |
| G・H・非常勤 | 2人 | 0.6 | 50×0.6÷7.2=約4.17回 | 各4回 | 8回 |
| 配分対象全体 | 8人 | 合計7.2 | — | — | 50回 |
これで、常勤7回×6人+非常勤4回×2人=50回となり、S1の10回を加えて60枠を埋められます。夜勤の目標は常勤各7回、非常勤各4回、夜勤専従10回に決まりました。
この7回・4回は、架空例で採用した配分結果です。法定の夜勤回数や、どの施設にも適切な回数という意味ではありません。また、週の勤務日数は配分に使う前提であり、掲載する夜勤表だけで日勤を含む勤務日数の適否まで判断することはできません。
職員が納得できるよう、説明では「常勤だから多くした」だけで終わらせず、配る枠、勤務日数の比率、丸めた後の合計を示します。異なる基準を希望する意見があれば、表を作る前に施設の配分方法を話し合ってください。
端数で1回多くする人は、前月の記録で決める
計算結果には小数部分がありますが、今回は7回・4回に丸めると合計50枠になり、追加配分する余りは出ません。別の月には、人数や夜勤枠の変化によって整数の目標と必要枠が一致しないことがあります。
その場合に備え、「端数で1回多くする人は、前月の夜勤回数が少なかった人から決める」と規則に残します。毎回、頼みやすい人や管理者が思いついた人へ追加すると、同じ人に負担が寄るためです。
勤務日数が違う区分の目標は維持しつつ、どの範囲で端数を調整するかも先に決めておきましょう。前月の回数が同じ場合の扱いまで合意しておけば、確定直前の場当たり的な調整を減らせます。前月の回数が記録されていなければ、まず前月の勤務表から数え直し、翌月以降も同じ基準で残してください。
条件文は「絶対・優先・できれば」に分けて書く
目標回数が決まったら、勤務の流れと一緒にAIへ渡します。条件を長く列挙するだけでは、どの条件を先に守るべきかが曖昧です。
この例の「絶対」は案を採用するための必須条件、「優先」はまず達成したい回数の目標、「できれば」は他の条件を守ったうえで調整する希望です。優先度の名称や入力欄が異なるツールでは、対応する欄に分けて設定してください。条件の伝え方全般は、AIでシフトを自動作成する方法で扱っています。
自然文を入力できるAIシフト作成ツールには、次の条件文を使えます。
【対象と固定条件】 2026年11月の夜勤表を作成してください。夜勤は16:30〜翌9:30で、毎晩2フロアに各1人を配置します。夜勤回数は開始日で数えます。 S1は夜勤専従で、11月2日から3日ごとの夜勤を固定し、計10回とします。 A・B・C・D・E・Fは週5日勤務の常勤、G・Hは週3日勤務の非常勤です。
【絶対】 夜勤の翌日は明け、明けの翌日は休みとしてください。同じ人の次の夜勤は中2日以上空けてください。 同じ夜に同じ人を2フロアへ配置しないでください。 I・Jは11月の夜勤に入れないでください。
【優先】 A7回、B7回、C7回、D7回、E7回、F7回、G4回、H4回としてください。S1の固定10回を合わせ、計60枠です。
【できれば】 土日祝の夜勤はA〜Fが各3回まで、G・Hが各2回までとし、G・Hもそれぞれ1回は入れてください。 土日祝は夜勤開始日で判定します。対象日は11月1・3・7・8・14・15・21・22・23・28・29日です。
【出力と確認】 日別・フロア別の夜勤表と、人別の夜勤回数・土日祝の回数を示してください。満たせなかった条件があれば、対象者・日付・理由を併記してください。
「夜勤→明け→休み」は、この例で定めた施設のルールです。すべての施設に一律に課される法律上の勤務パターンとして扱わないでください。
また、「中2日」は夜勤の開始日から次の開始日まで3日以上空くという意味で、同じ人の夜勤が連続しないための条件です。「明け」を休日と同じ扱いにしてしまわないよう、翌日は明け、その次の日は休みと具体的に書きます。
条件がぶつかったら、緩める条件を管理者が決める
夜勤のシフト希望や休み希望も、回数と同時に考慮します。承認済みの休みや勤務できない日は、単なる希望と区別して渡してください。「希望がある」という一言だけでは、変更できる条件かどうかを判断できません。
条件が両立しない案が出たら、対象日と不足する枠を確認し、まず入力漏れや誤った固定条件がないかを見ます。そのうえで、土日祝の目標や配分回数を調整する必要があるかを管理者が判断します。I・Jの除外や夜勤後の勤務の流れを、回数合わせのために黙って外してはいけません。
「優先」と指定した回数からずれた場合も、そのまま確定せず、ずれた理由を確認します。目標を変更するなら、職員への説明と翌月の記録に使えるよう、変更前後の回数と理由を残してください。
AIの案を、人別の回数表で確かめる
AIの出力は、日付ごとに空欄なく並んでいるだけでは採用できません。日別表を人別に数え直し、目標と比較します。手作業で数える場合は、後述のExcelの式で回数をチェックすると漏れを減らせます。AIに集計も依頼した場合は、その集計値を元の夜勤表と照合してください。
次の表は、回数について「なるべく公平に」とだけ伝えた架空の初案です。毎晩の枠が埋まり、合計60回になっていても、人別に見ると偏りが残っています。
| 職員 | 目標 | 初案の夜勤回数 | 目標との差 |
|---|---|---|---|
| S1 | 10回 | 10回 | 0 |
| A | 7回 | 9回 | +2 |
| B | 7回 | 8回 | +1 |
| C | 7回 | 7回 | 0 |
| D | 7回 | 6回 | −1 |
| E | 7回 | 7回 | 0 |
| F | 7回 | 5回 | −2 |
| G | 4回 | 4回 | 0 |
| H | 4回 | 4回 | 0 |
| I・J | 各0回 | 各0回 | 0 |
| 合計 | 60回 | 60回 | 0 |
見るべきなのは、合計の一致と個人の差の両方です。Aは2回、Bは1回多く、Dは1回、Fは2回少ない状態。常勤同士の配分基準が同じなのに、この差を説明する条件がなければ修正対象になります。
ここで単純にAの夜勤をFへ移すと、移動先の前後の勤務にぶつかるおそれがあります。多い人と少ない人を特定したうえで、日付と勤務の流れまで含めて組み直します。
土日祝と明けの翌日も数える
夜勤回数が同じでも、土日祝への集中は別に残ります。この例では、夜勤を開始する日が土日祝なら土日祝の夜勤1回と数え、明けの日が土日祝かどうかは判定に使いません。
2026年11月の祝日は3日の文化の日と23日の勤労感謝の日です(2026-10-10時点)。(内閣府)
土日を合わせた対象日は、1・3・7・8・14・15・21・22・23・28・29日の11夜です。開始日で判定するため、祝日の前夜から働く負担まで同じ指標で評価するものではありません。施設の運用で別の数え方を採用する場合は、条件文と集計の両方を変更してください。
初案では、Aの土日祝の夜勤が5回あり、「常勤3回まで」という上限の希望を超えています。一方、DとFは各1回です。夜勤全体の回数と土日祝の回数を別々に持つことで、何を直す必要があるかが具体的になります。
さらに、この架空の初案には、明けの翌日に日勤が入った箇所が2件あります。これは回数の配分とは別の修正事項です。日勤を含む勤務表で各夜勤の翌日と翌々日を追い、明けと休みを確保します。夜勤回数が目標どおりでも、この勤務の流れを崩した案は採用しません。
Excelで人別の回数を数える式と空欄表
AIシフト作成ツールやシフト管理システムを導入していない施設でも、Excelを利用すれば同じように数えられます。集計には、本文後半の「11月の夜勤表」の4列を使います。ExcelでA列を夜勤開始日、B列をフロア1、C列をフロア2、D列を土日祝の印にしてください。見出しは1行目、11月1日から30日までのデータは2〜31行目です。
D列には、土日祝なら数値の1、それ以外は数値の0を入力します。曜日の色だけで区別せず、集計に使える値を持たせる形です。日付・担当者・土日祝の印は転記する必要があり、この作業自体を以下の式で自動化するわけではありません。
隣のF〜J列には、次の集計用の表を置きます。F1を「職員」、G1を「目標回数」、H1を「夜勤回数」、I1を「目標との差」、J1を「土日祝回数」とし、F2のS1からF12のJまで並べます。回数の単位は見出しで示し、セルには数値を入れてください。
| 職員 | 目標回数 | 夜勤回数 | 目標との差 | 土日祝回数 |
|---|---|---|---|---|
| S1 | 10 | |||
| A | 7 | |||
| B | 7 | |||
| C | 7 | |||
| D | 7 | |||
| E | 7 | |||
| F | 7 | |||
| G | 4 | |||
| H | 4 | |||
| I | 0 | |||
| J | 0 |
H2に入れる夜勤回数の式は、=COUNTIF($B$2:$C$31,F2)です。COUNTIFは、指定範囲で条件に合うセルの数を数える関数です。(マイクロソフト)
B・C列全体からF2の職員を数えるため、途中で担当フロアが変わっても合計できます。I2には、目標との差を出す=H2-G2を入れます。正の値は目標より多く、負の値は少ないという意味です。
土日祝の回数には、複数の条件を同時に満たす件数を数えるCOUNTIFSを使います。(マイクロソフト)
J2に入れる式は、=COUNTIFS($B$2:$B$31,F2,$D$2:$D$31,1)+COUNTIFS($C$2:$C$31,F2,$D$2:$D$31,1)です。フロア1とフロア2をそれぞれ数え、合計しています。勤務記号から土日の出勤回数を数える方法は、エクセルで土日の出勤回数をカウントする方法で扱っています。
H2〜J2を12行目までコピーすれば、全員分の式が入ります。後掲の修正後の表なら、Aの夜勤回数は7、土日祝回数は2になります。担当欄は1セルに1人とし、職員記号に余分な空白を付けず、表記をそろえて入力してください。
これらの式が行うのは、入力済みの夜勤表の自動集計です。空いた枠への自動割当や、明けの翌日が休みかどうかの確認は行いません。空欄表と式を転記した後も、元の勤務表との照合が必要です。
条件を直して作り直し、もう一度数える
初案の偏りが分かったら、「なるべく公平に」という回数の指示を、人別の目標に置き換えます。前掲の条件文の「優先」欄を使い、A〜F各7回、G・H各4回、S1の固定10回を明示してください。
再作成の依頼には、「初案ではAが2回、Bが1回多く、Dが1回、Fが2回少ない。Aの土日祝も5回になっている」と、集計結果を添えます。夜勤後の明け・休みの条件も保持し、回数だけを合わせた案にならないようにします。
修正後も、前の集計結果を流用せず、新しい夜勤表から数え直しましょう。以下は、条件に合うように修正した架空例の結果です。土日祝の比較も一緒に示します。
| 職員 | 修正後の夜勤回数 | 初案の土日祝 | 修正後の土日祝 |
|---|---|---|---|
| S1 | 10回 | 固定日で確認 | 4回 |
| A | 7回 | 5回 | 2回 |
| B | 7回 | 3回 | 2回 |
| C | 7回 | 3回 | 3回 |
| D | 7回 | 1回 | 3回 |
| E | 7回 | 2回 | 3回 |
| F | 7回 | 1回 | 3回 |
| G | 4回 | 2回 | 1回 |
| H | 4回 | 1回 | 1回 |
| I・J | 各0回 | 各0回 | 各0回 |
夜勤回数は全員が目標どおりになりました。土日祝は常勤が各2〜3回、非常勤が各1回で、今回の「できれば」の条件も満たします。S1は別に固定した日程による4回なので、常勤の3回までという条件の対象には含めません。
修正後の11月の夜勤表を確かめる
次の表が、回数表の元になる2026年11月の夜勤表です。土日祝欄の1・0は、先ほどのExcelのD列にそのまま使う値です。
| 夜勤開始日 | フロア1 | フロア2 | 土日祝 |
|---|---|---|---|
| 2026/11/1 | B | G | 1 |
| 2026/11/2 | S1 | D | 0 |
| 2026/11/3 | F | H | 1 |
| 2026/11/4 | C | E | 0 |
| 2026/11/5 | S1 | A | 0 |
| 2026/11/6 | D | B | 0 |
| 2026/11/7 | E | C | 1 |
| 2026/11/8 | S1 | F | 1 |
| 2026/11/9 | A | H | 0 |
| 2026/11/10 | G | C | 0 |
| 2026/11/11 | S1 | E | 0 |
| 2026/11/12 | F | D | 0 |
| 2026/11/13 | B | A | 0 |
| 2026/11/14 | S1 | E | 1 |
| 2026/11/15 | F | D | 1 |
| 2026/11/16 | A | C | 0 |
| 2026/11/17 | S1 | B | 0 |
| 2026/11/18 | G | H | 0 |
| 2026/11/19 | E | A | 0 |
| 2026/11/20 | S1 | B | 0 |
| 2026/11/21 | D | C | 1 |
| 2026/11/22 | E | A | 1 |
| 2026/11/23 | S1 | B | 1 |
| 2026/11/24 | F | D | 0 |
| 2026/11/25 | C | G | 0 |
| 2026/11/26 | S1 | H | 0 |
| 2026/11/27 | F | B | 0 |
| 2026/11/28 | A | C | 1 |
| 2026/11/29 | S1 | D | 1 |
| 2026/11/30 | E | F | 0 |
この表では毎晩2人が入り、同じ人を同じ夜の2フロアへ入れていません。I・Jの割当はなく、S1は2日から3日ごとの10回です。各人の夜勤開始日を日付順に並べ、隣り合う開始日の差を取ると、月内の最小間隔は3日になります。
例えばFは12日の夜勤の後、13日を明け、14日を休みとし、15日に次の夜勤へ入る流れです。こうして夜勤表を日勤・明け・休みも記入する勤務表へ展開し、確保した明けや休みに日勤などを重ねないようにしてください。初案にあった明けの翌日の日勤2件も、この段階で修正し、必要な日勤の担当を調整します。
月内の夜勤間隔が正しくても、月の境目は別に確認します。10月末の夜勤から11月初めの夜勤までの間隔を照合し、11月30日に夜勤へ入るE・Fは、12月1日を明け、2日を休みとして翌月へ引き継ぎます。
掲載表で確かめられるのは、夜勤枠、回数、土日祝、月内の夜勤開始間隔です。日勤を含む全勤務、月をまたぐ勤務、希望する休みとの整合まで確認してから、施設の勤務表として確定してください。
確定した回数を記録して、翌月に引き継ぐ
確定時には、目標回数と確定した夜勤回数、土日祝の回数、目標から変更した理由を人別に残します。勤務後に交代があった場合は実際の回数も追記し、翌月の端数調整には、誰が実際に担当したか分かる記録を使い、翌月の配分に反映しましょう。
職員には、夜勤に入れる人の範囲、勤務日数に比例させた計算、土日祝の扱いを順に説明します。今回なら「専従の固定分を除いた50枠を、週5日と週3日の比率で分けた結果が7回と4回」と伝えられます。個別事情の詳細まで全員に共有せず、配分の基準と本人に関係する条件を確認する形にしてください。
シフトラでも、自然な日本語のルールやシフト希望、必要人数などをもとにAIへシフト案の生成を依頼でき、ルールには「絶対・優先・できれば」の優先度を付けられます(2026-10-10時点)。(シフトラ) 人別の夜勤回数を自動でそろえる機能ではないため、できた案の回数は本文の表と同じように数えて確かめます。
公平の基準への合意、夜勤に入れない人と適用期間の確認、前月の回数の記録は、施設側で整える作業として残ります。決めた目標を条件に書き、できた案を人別に数え、変更の理由を翌月へ残すところまでを、夜勤表づくりの手順に組み込んでください。